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高見え警察 24時

「自分の持ち物の中でいちばん多いのって服だな」と最近気づいた。
人によっては本やCDのほうがずっと多い人もいるだろうし、そうなるとこれは「私の趣味」と言ってもいいのではないか。

高いものを着ているわけではない。私はこうと決まったスタイルがあるわけではなく、「いろんな服が着たい」という欲求があるので、少ないお給料でそれをこなすために、いわゆるプチプラ(プチプライス=安い服)が主だ。
コートやワンピースなど、ちょっといい服でも数万円という感じ。

昔、服を買うときはひとりでお店に行って、何時間もうろうろしながら悩んで買っていた。今より貧乏だったことに加え、決断力に乏しかったからだ。
ネットで買うことを覚えてからは「いくらでも悩めるので最高」となった。(←結局決断力がない)

最近は情報収集のためにおしゃれブロガーのブログを巡回している。
ブロガーを追いかけるなんてちょっと前なら「ケッ!」てなもんだったけれど、彼女たちの発信する情報は正直とても便利でありがたい。
アメブロのトップブロガーを5、6人フォローしていれば、流行の着こなしや、ネットの新作やセール情報が勝手に集まってくる。
なんでいままでコレやってなかったんだろ。やだー、ちょうべんり。


30代のブロガーさんは、ほぼ全員が「ママ」と「プチプラ」をテーマに掲げている。
みんながみんな数千円の服やおしゃれ百均の雑貨の紹介をするのでけっこう内容がかぶる。
文体も、徹底してアンチを生まない絵文字をまじえた気さくな敬語で、顔を隠している人がほとんどだから誰が誰だかよくわからなくなる。
これを「没個性」と思うと悲しいことのような気もするけど、「おしゃれはしたいけど悪目立ちはしたくない」「お金は家族のために使いたい」という現実に即しているし、みんなが知りたいちょうどいい情報だと思う。
高級な服は雑誌でプロのモデルが着こなしているのを見たほうが楽しいので、きちんと住み分けもされている。

それに、ブロガーさんは私と同じく身長が165㎝ぐらいの人が多いので、買おうと思っている服の着丈のチェックもできて助かる。
ZOZOTOWNとかのモデルさんは150㎝台の人が多いので、買ってみて「短ッ!」となることがよくある。
ちなみに18歳の日本人女性の平均身長は158㎝らしいので、150㎝台のモデルさんを起用するのは多くのお客さんにとって都合がいいのだと思う。(けど、私は困る)

そういえば、日本人の平均身長は昭和55年生まれがピークで、最近下がってきているらしい。原因は体重2,500g未満で生まれる赤ちゃんが増えたからだそうで、「低体重で生まれると成人後の身長が低い傾向がある」というのは専門の研究でも示されているそうだ。
10年ぐらい前は「3,000g以下で小さく産んで、大きく育てる」という話をよく聞いた。ただ、小さいとその後の病気のリスクも高まることがわかったそうで、最近は見直されているらしい。また大きい赤ちゃんが増えるのかもしれない。産むお母さんは大変だ。

私はピークの昭和55年に3,400gぐらいで生まれたらしいので、なるほどそうかなぁという感じがする。

いろんな人に「生まれたとき何g?」って聞いてみたい。



何の話でしたっけ? ああ、ファッションでした。

こうやって情報収集できるようになると、自分も発信してみたくなる。
私もおしゃれブロガーを目指すか。

しかし、あんなセンスがよくて華奢なブロガーさんたちのジャンルに、私がウホウホ参戦するのは憚られる。
というか無理だ。センス以前に骨量と筋肉量がオーバーしている。

あ!! そういえば、私は「高見え(安いのに高そうに見えるもの)」を発見する能力が高い。
いろんな友達によく言われるので、きっとそう。
色、素材感、シルエットなどなど、いろいろな要素から「高見え」だけは瞬時に判断できる能力が、なぜか身についている。
「価値のあるものを見分けられる」という能力ではない。「高そうに見える安いものを見つけられる」というだけ。

※『そんなこと頑張ってないで、働いて稼いで高いもの買いなよ』という意見はアーーーーアーーーーーーーって言って無視します。

この能力を活かして、プチプラ、かつ高見えアイテムを紹介したらどうか?
どう、これ。

ブログタイトルは『高見え警察 24時』。

ショップをめぐるのは「警ら」。
アイテムは「ホシ」。
アイテムの情報を得ることは「入電」。
ショップに着くことは「現着」。
アイテムを手に取って確かめるのは「職質」。
試着室に持っていくのは「任同」。
試着は「事情聴取」。
お取り置きは「勾留」。
お取り寄せは「移送」。
そして、お買上げは「逮捕」。

ウゥ~~~~~~~~




これが貼りたかっただけなので、満足です。

2019年03月23日(土) 08時31分

これじゃなくても

通っているゴールドジムのトレーナーさんが退職したらしい。

(ゴールドジム=ボディビルダーやスポーツ選手が多く通うジム。ウエイトトレーニングの設備が充実している。他のジムにはいないレベルの岩石みたいな男性や、黒光りした女性がいる)

入会前、友人のKちゃんと見学に行ったときに案内してくれたトレーナーさんだ。
人当たりのいい実直なサラリーマンみたいな雰囲気の人だったけれど、まあ、当然ながらえらいマッチョだった。
Kちゃんは見学のあと「マッチョすぎて肩の位置がおかしくて最高だった」と喜んでいた。

そっか、辞めちゃったのか。
私はジムでトレーナーや他の会員さんと話すことはあまり(まったく)ないタイプなので、べつに彼とも親しかったわけではないけれど、週に2,3回は行くので顔見知りにはなっていて、すれ違うたび律義に「こんにちは!」と挨拶してくれた。
そう、「こんにちは!」。
私がジムに行くのはだいたい20時過ぎなんだけど、夜なのに「こんにちは!」。
最初、言い間違いなのかと思った。でも毎回そうだった。ジムには大きな窓もあるし、夜だってわかっていると思うんだけど、あれはなんでだろうか。彼だけじゃなく、たまにフロントの女の子も「こんにちは!」と言う。筋肉業界の業界用語みたいなものか。パワーがみなぎりすぎて常に真っ昼間みたいな感じなのか。タンニングマシーンで日焼けしすぎて体内時計がおかしくなってしまったのか。謎のままだ。
あと、ぼーっとしてジムの会員証と間違えてマツキヨのカードを出してしまったとき、「あ、マツキヨでーす」とツッコんでくれた。

(薄い思い出)

こうやって辞めるトレーナーさんがいて、新しく入ってくるトレーナーさんもいる。
彼が辞めた会社に、また新しいマッチョが。
いや、でもそうだな。誰にとっても完璧な職場なんかないし、職場はただの「場所」だな。

なんだか急に「私だってゴールドジムじゃなくてもいいんじゃないか?」という気になった。
普通のジムに数年通って「次はどうせならゴールドジムだ」と通い始めた。ある程度鍛えたいところは鍛えられたし。似たようなマシンなら他のジムにもあるし。

そういえば、携帯も「なんでSoftbank使ってんの?」と格安SIMを使っている人に言われた。
「へ?」と思ったけど、それもそうだ。Softbankじゃなきゃいけないのってメールアドレスくらいだけど、メールなんてしてくる人、ほぼいない。ちなみに私のドメインはまだvodafoneだ。
そのうちAppleでiPhoneを買って、格安SIMに替えよう。違約金を払ってもその方が安いっぽい。Softbankの広告すきじゃないし。

「これだ」と思ってたものを「これじゃなくてもいいんじゃないか?」と思うと、まだ何にも変えてないのにちょっと新しい気持ちになる。
「先延ばし」と「後回し」が私の得意技だから本当に変えるかわからないけど、酸欠になりそうな毎日で、そうやって息継ぎしてる。

2019年03月16日(土) 09時06分

誰も不機嫌じゃない朝

日曜日。
いつも通り8時のアラームで目覚めて、ベッドの中で1時間「趣味の園芸やさいの時間」と「趣味の園芸」を観る。

9時に「日曜美術館」が始まったら、今日の特集はどんな美術家だろうと確認して、聞きながらキッチンに行ってお湯を沸かす。
ガスコンロの魚焼きグリルに火をつけてあたためる。私の家の魚焼きグリルはもっぱらパン焼きグリル。

切れ目の入ったライ麦のイングリッシュマフィンを2つに割る。
イングリッシュマフィンって書くと過剰におしゃれっぽいけど、OKストア(大好き)で4つ118円のパスコのやつ。

そうこうしているうちにお湯が沸いたら素早くコーヒーを入れる。インスタント。手っ取り早くカフェインが摂れればいいので。おいしいコーヒーを淹れるのはまた別。

冷凍しておいた菜の花と水を乱暴にフライパンに入れ、湯がいてから炒める。
マフィンをグリルに入れる。
冷蔵庫からたまごを1つ。菜の花のあとのフライパンで目玉焼きにする。
どちらも乱暴に塩と胡椒をかける。

マフィンがこんがり焼けたらグリルの火を消して、ひとかけを半分にしたバターを、それぞれのマフィンに乗せ、もういちどグリルに戻して余熱で溶かす。
バターは切って、使いかけのマーガリンの容器の中に入れている。
マーガリンもいいんだけど、バターはやっぱりおいしいな、と思う。しかしこの保存方法はマーガリンに悪い気がするので、かわいいバターケースが欲しい。

バターが溶けたら、はちみつをひとさじかけて、またグリルの余熱で溶かす。
百花はちみつと、アカシアはちみつ。百花はすこし酸味がある。アカシアはただただおいしい。今日は百花にする。

「百花」ってつまり、アカシアやクローバーっていう限定じゃなくて「いろんな花の蜜」ってことだと思うんだけど、それは蜂が好きに飛んで集めてきたはちみつってことだろうか。
好きに集めたと言っても巣箱の近くにある花に限定されるから、厳密にいえば好き放題ってことじゃないんだろうけど、「これが蜂の好みの味」だとしたら、ちょっとすてき。奪って食べて申し訳ないけど。
どんな花が入ってるんだろう。酸っぱいのは、柑橘の花だろうか。


大きなお皿に菜の花、目玉焼き、はちみつマフィン。
ちょうどいい温度になったコーヒー。

キッチンから部屋に運んで食べる。
カーテンを少し開けて、光を浴びながら。あんまり開けると庭に出てきた隣の家のおじさんと目が合うんだけど。

菜の花って好きだな。花のところがモシャっとしてて、茎のところがシャキっとしてて楽しい。
私は菜の花は全然癖がないと思うけど、かすかにほろ苦いので苦手な人もいるかもしれない。

金曜日、咳がひどくて眠れなくなって、「これは何年か前にやった咳喘息だな」と思ったので病院に行って、ムリヤリ吸入薬をもらってきた。病院はものすごく混んでいて4時間近くかかった。
そうまでしてもらった吸入薬なので「これで勝利だ!」と思って眠ったけれど、思ったより効果はなく、昨夜も激しく咳き込んで何度も目が覚めた。上の部屋の人が迷惑していないか気になる。
ちなみに風邪と一緒になってしまった左耳の難聴は、まだ微かに違和感があるものの、薬が効いてあっさり回復した。


朝になると咳は治まる。
日差しを受けて、菜の花を目玉焼きの半熟の黄身に絡めたり、目玉焼きをはちみつマフィンに乗せてみたりして食べる。
どうやって食べてもおいしい。
コーヒーもおいしい。

昨日、病院帰りの百均で、「洗う前の洗濯物を入れるバスケット」をあーでもないこーでもないと言いながら選んでいるカップルがいて、「私がやりたいのはいつも、ああいうのなんだけどなぁ」と思った。
日常。日用品の買い物や、片付け。それを人とやる。
別にたいした意味のあるやり取りでもないことが楽しいのだ。一人と一人が交わすほんの小さな刺激。意外なところに見つける違和感が。パズルがはまるときみたいな、「パチン」が。

しかし、ひとりの日曜日。おいしい朝食。気に入った食器。好きなものだけのメニュー。静かで、おだやかで、誰も不機嫌じゃない朝。
「ああいうの」じゃない代わりに、私にはこういうのがあるのだと思う。
べつに、こういうのがやりたいからああいうのはいらないって思ってる側じゃないし、そこが私の不幸なんだけど。

でも、それにしても、あまりにも機嫌がいい朝。

元気じゃないけど、機嫌はいいよ。


2019年02月24日(日) 10時50分

何度目かの難聴と「こいる先生」

週末に出かけた先で風邪をもらってしまったようで、咳をしていたら次第に左耳が聞こえづらくなってしまった。

風邪をひく→難聴になる

何度目だ。


風邪は市販薬でもなんとかなるけど、耳はちょっと厄介。
音が二重に聞こえて、人の声や物音がうるさくてたまらない。
かかりつけの病院が休みだったので、開いている病院に行った。
駅からまっすぐ伸びる通り沿いの、古いビルの1階にある小さな耳鼻科。受付開始とほぼ同時に行ったのに、待合室はいっぱいだった。

昔ながらの病院というか、待合室と診察室はカーテンでしか仕切られておらず、診察室から先生の声が聞こえてくる。
ひとりひとり時間をかけて丁寧に診察しているようだった。
けど、先生の声が、昭和のいる・こいるのこいる師匠にそっくりで、丁寧なのにどうしても適当に聞こえてしまう。こいるマジック……。

「メニエール病になったことがあるなら、耳はそれでしょうね。薬を出しましょう」

顔はそんなにこいる師匠じゃなかった先生に「はぁ。やっぱり風邪ひいたからですかねぇ」と聞いたら、「それよりストレス! 疲れ! 自覚して! 休んで! よく寝て! ねっ!」と畳み掛けるように言われ、「早口になると、ますますこいる師匠だ……」と感動してしまった。(いい先生だった)


仕事を休みたくないなと思ったけれど、社長に「今日は休んで」と言われたので休ませてもらうことにした。
こんなに咳をして出社するのも悪いし。


薬局に行き、エグい量の薬を受け取って帰った。重い。
しかし平日の昼間の住宅街って、こんなにやさしかったっけ。日差しがピチピチしてて、なんだかのびのびする。
今日はあたたかい。4月の陽気だって。遠くで子どもが遊ぶ声がする。
帰りに買ったパンを食べて、薬を飲んで、先生に言われた通り寝た。咳で何度も目が覚めた。
夕方になったらお豆腐屋さんの車が「ぺ~~~プ~~~」っていうあのラッパの音を流して走ってきた。

ん? ぺ~プ~? パ~プ~? どっちでもいいけど。



好きな人と仲良くする夢をみた。
好きだなって思う夢だった。うれしかった。
最近買ってまだ使っていないランコムのリキッドファンデーションを、高いスポンジで塗ってもうまく塗れない~~~!!っていうドタバタする夢もみた。


体がボロカスになると「これではいかん」とメンタルが立ち上がってくるようで、変に前向きな気持ち。よし。


2019年02月20日(水) 18時56分

自分以外、みんな

私の仕事はコピーライターといって、広告の文章を書く人なんだけどね。

たとえば、とある商業施設の販促リーフレットを作るために、そこの飲食店の店長さんたちに「おすすめの料理を教えてください」ってアンケートをとって、その回答を元に文章を起こすのね。

今日、アンケート用紙を見ながら黙々と書いていたんだけど、店長さんたちの手書きのメッセージをあらためて眺めて「いいな」と思って。
それぞれの店長さんのキャラクターによって、あるお店の店長さんは一言だけだったり、あるお店の店長さんは几帳面に細かく書いてあったり、表現はみんな違うんだけど例外なくみんなまっすぐで。

「うちの料理はここがおいしいよ」「食べてね」って、誠実で。

私、誠実なものが好きです。

だって尊くないですか。

この世は嘘つきばかりじゃないですか。



みんなあんまり知らないと思うけど、コピーライターって見たこともない物のコピーも書くんだよね。
すべての広告主が商品を提供してくれるわけじゃないし、遠くて見に行けないこともあるし、まだ存在しないこともあるし、それは仕方がなかったりする。
だから、もらった写真や説明だけじゃ足りなかったら、ネットや本で調べてちまちま外堀を埋めて「こんな感じだな」っていう表現を探る。もちろん今回も、店長さんのアンケートだけじゃなく、情報を調べて書き足したり。
書くこと以上に、調べること、理解することを徹底してやらなきゃいけなくて、「ちゃんとしなきゃダメだぞ」って思いながら「ちゃんとできてるんだろうか」っていつも思う。

そんなふうにしているので、料理を作ってる人が書いたおすすめの言葉は、この上なく理解が深くて、誠実で、「いいな」って。

自分にこんなに「わかっていること」って、あるんだろうか。


会社帰りにエクセルシオールの前を通りかかった時、どこかのお店の制服のようなものとベレー帽をかぶった、詩人の石垣りんさんにそっくりのおばさんが、ぶ厚い辞書か洋書のようなものをルーペを使って熱心に読んでいて、「ああ」と思ってしまった。


自分以外、みんな素敵に見える。

私はどうすんの?

2019年02月04日(月) 21時42分