13.0g

「お預かりします」
「お願いします」


駅に向かう途中、本局に立ち寄って郵便を出してきた。
出すかどうかちょっと迷ったのも、事実。


おつりと一緒に渡されたレシートに「13.0g」と書いてある。
窓口で郵便を出すと、それがどう見ても80円切手で送れる普通郵便であっても、必ず重さを計ってくれる。

そっか、13.0gだったのか。
べつに何gだって構わないんだけど、「そっか」と口の中でつぶやいてまた駅に向かって歩き出した。


私の、運動会で旗を振るみたいな気持ちの手紙が、13.0g。

吹けば飛んじゃうような頼りない「精一杯」をのせた手紙が、13.0g。

そもそも届くかどうかわからない手紙が、13.0g。

ちょっと笑ってもらえるかもしれない手紙が、13.0g。

なんとなく重たい1通になってしまうかもしれない手紙が、13.0g。

心からの笑顔とお祝いが、13.0g。


ブーツのかかとを鳴らして曇り空に「おめでとう」を放つ。

明日は晴れるといいね。
君のためなら空だって晴れるよ。きっとね。

2012年02月08日(水) 23時31分