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孤独を作っているのは自分だ

元職場の仲間とごはんを食べに行き、くだらないことで笑いながらおなかがいっぱいになったら急激に眠くなって、食べながら寝そうになってしまった。

たぶん、みんなといると家みたいで安心だからだと思う。
最近、あまり長く眠っていないから。


23時近くに解散。
山手線の新宿駅の長いホームを、乗り換えのために南口を目指して歩く。
山手線のホームにも、その隣のホームにも、そのまた隣のホームにも、たくさん人がいる。

新宿駅ってなんかいつも工事中に見える。いつ終わるんだろ。

南口を出て、京王新線の方に向かう。
新宿ではまだ少し迷うこともあるけど、昔よりは淀みなく歩ける。

金曜の夜はおしゃれでかわいい女の子たちが、たくさんいる。
張り切った金髪。生意気な赤い口紅。
閉店後も明るいショーウィンドウの中にも。
たのしい。私はおしゃれが好きだ。おしゃれな人ではないけど、おしゃれが好きな人だ。


「さっき別れたみんなには、次いつ会えるんだろう」と思うと、簡単に寂しくなってしまう。
みんな忙しそうだった。
そういえば私も忙しいんだった。
みんなとずっとバカなこと話して安心していたいけど。

でも、そんな寂しさをおぼえなくてもいい親友も私にはいて、これからもいてくれるし、これまでもいてくれたし、その確かさに頭を撫でてもらって安心する。

ショーウィンドウを横目に、長いエスカレーターを降りながら考える。
人に会うとわかってしまう。
私はこの数年、なんにも変われていない気がする。
みんなランウェイのように毎日を歩きながら、素敵な服を着たり脱いだり一人になったり二人になったりしながら変わっていく。
そりゃ、私も少しは変わっているのかもしれないけど、その場で足踏みしながらもぞもぞと服を着替えているだけみたいな気がして。

こんなふうに、なりたかったんだっけ?

京王新線の改札前でうねるように人が交差する。
私は地下のホームにもぐる。
運良く座り、最寄り駅まで眠る。
ひと駅前でハッと目覚める。
何食わぬ顔で立ち上がって降りる。
またエスカレーターで地上にあがる。

吐き出された駅のロータリーで、「なんで私はひとりなんだろう」と、たまらない気持ちになる。

こんなふうになりたかったんじゃ、なかった。

なんだか腹が立ってきて、どうしようもなく当たり散らしたい気持ちになる。

夜目にも目立つ縦縞のキャップとウェア姿でタイガースファン丸出しのお兄さんがスマホをいじりながら立っていて、私と全然気が合わなそうすぎてナンパしたくなった。
したくなっただけ。しない。

駅の周りはまだまだ賑やか。
私の前を歩いていたおじさんが、次々キャッチに声を掛けられる。
男なら、こんなに声を掛けてくれる人がいるのか。

気を紛らわせるように、小さなお店がたくさんある賑やかな道を歩く。
飲み屋から帰るお客さんたちと、笑顔で見送る店員さんが目に入る。
あの人はたしか店長さんだ。前に行ったとき名刺をもらった。
向こうは覚えてなんかいないだろうけど、少し目を伏せて通り過ぎた。

50代か60代の派手な化粧をした茶髪のおばさんと、もう少し若いおじさんが道の真ん中で抱き合ったりつつき合ったりしながら笑っていた。
「大好き!」と言いながらおばさんが抱きつき、「かわいい」とおじさんが言う。
もちろん夫婦ではなさそうだけど、お幸せそうだった。


飲み屋街が住宅街に変わるあたりで、自転車に乗ってふらりと若い男が現れた。
けど、こんな時間に酔っ払って声をかけてくる知らない男と酒を飲んでも、その後の「行こう」「行かない」がうんざりで。

「セックスなんかしたくない」と思って早足で振り切る。

私、べつにセックスなんか好きじゃない。

誰かと一緒にいたいだけ。


酒場がこんなにたくさんあって、財布にも十分お金があるのに、酒を飲める自分がいない。

だっていま、酒より麦茶が飲みたい。


孤独を作っているのは自分だ。




2017年05月20日(土) 15時41分

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